後屈について、練習ブログ仲間さんが先日こんなコメントをくださった。
インターミディエイトの本にありましたが、後屈アーサナはいわゆる口唇期と共通するもので、他者へ対してイエスといえる部分や他者への開放的な性質、対するカウンターポーズはスプタなどの脚を頭の後ろに持ってくるアーサナでこちらは肛門期に相当し、他者へのノーが言えるものだそうで。
この本というのはグレゴールメーレ先生の本だそうですが、私は読んでいないので上記の考察は初めて聞きました。
これスゴイ納得ー!口唇期ですってよ!アナタ!
口唇期・肛門期というのはフロイトのあれですね。
下記、こちらから引用させて頂きました。
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Ⅱ.リビドー発達的見地(引用;カウンセリングの理論,國分康孝著)
性格とはリビドーが人生の節目節目でどのように満たされてきたかによって決まる。フロイトは次の5段階を設定した。
(1)口唇期;oral
stage(誕生~1歳半)
この時期は,乳を吸う活動が中心となって心身が発達すると考えられるので,この名称で呼ばれる。乳児は口唇粘膜とその周辺で快感を得ているに違いないと想像。口唇活動に伴う栄養摂取,快感獲得,母子間の感情的交流の三つが分離せずに密接に絡み合っている。この時期に問題のある人を「口唇期性格」といい,たいていは甘えん坊,酒飲みである。
(2)肛門期;anal
stage(生後8ヶ月~3,4歳)
この時期は,大小便の躾の時期に相当する。排泄活動が快感をもたらす。快感は排泄を我慢することから来る充足感と,排泄によって得られる緊張の解放感から成ると考えられる。躾を通してセルフコントロールの訓練をする時期である。この時期に問題のある人を「肛門期性格」という。あまりにも躾が厳しい中で親の言うままに育つと,何事もきちんとしないと気の済まない融通の利かない人間になる。逆に,親に反抗して育つと時間や金銭,愛情を出したくない人間になる。(けち,攻撃的など)
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うんうん確かに、甘えん坊で快楽主義者だ。
後屈で恍惚を感じ、アジャストを官能的に感じ(先生は修行僧のような女性です、どこぞのモデル風イケメンアシュタンギではないのであしからず)、
坐禅を組めば自他の境目がなくなっていく感覚に至福を感じ、完全にやばい女ですね!!
アンバランスを感じてしまうのは、私はバックベンドで足首を掴めるほど後屈が深まっているのに対して、スプタのような脚を頭にかける系のポーズが全然駄目なのです。前屈が苦手なせいなのか、股関節外旋に問題あるのか、脚を後ろに持っていくのが全然できない。家で準備ストレッチ、と思って寝そべってやってもだめ。脚が後ろにいかない。
そもそもアジャスト付きでもスプタがかからないような人がインターミディエートを進めていいの?とも思うし(どうせ止るだろうけど!)ポーズの進度はまあ別にどうでもよいのだけど、このアンバランスはどうかな、と。本来なら、後屈だけではなくて、そのカウンターポーズも一緒に深まっていくべきだと思うわけです。
確かに、スプタ系が肛門期的問題に相当するポーズだとすると、納得。確固たる自分を持つとか貫くとか、そういうのてんでダメです。自分というものがないというか。自分というものなんて、身も心も全部捧げて明け渡して消えてしまえたらどんなに素敵かしら、とわりと明るく真面目に思ってるフシがある。
最近バックベンドで足首を掴んだりカポタで踵を掴む、「めくるめく後屈」で恍惚を感じてるのは果たして良いのだろうか。笑 口唇期的性格に拍車をかけそうな。。。。 ばぶばぶ。
バランスをとるためにも、スプタにフォーカスかなあ。(っていっても日々淡々と練習する以外何もできないけどね!)