旦那さんの隣で友達にLINEを打ってて、その内容が彼の目に入ってしまって聞かれた。
「孤独なの?」
二児の母である友達に、「育児は孤独だよね」と書いてたのだった。
そのとき何故か私は焦って、孤独になりがちな育児中の心境について説明しようとした。失礼にも男の人にはわからない、と思いながら。
ひたすら授乳、オムツ替えの繰り返しに加えて、掃除、洗濯、炊事と一連の家事の繰り返し。仕事や趣味やヨガの練習と違って、成果が見えにくいし誰に評価されるわけでもない。
その点、社会での仕事というのは成果や評価が目にみえて、関係者からのフィードバックもあるし、エンターテイニングな要素が強くてモチベーションを保ちやすい。ゲームみたい。
育児や主婦業はそうじゃないから、淡々と繰り返す修行的要素が強い。
旦那さんとしか会話をしない日の方が多い。
同じ境遇で心境をシェアできる育児中の友達が居ても、みんなそれぞれの世界でそれぞれの子どもと一対一だから、孤独に変わりない…
と一生懸命説明した後にものすごく恥ずかしくなった。
育児はもちろんのこと、家事も仕事も、評価されるためにやるわけじゃないでしょう?
と心の中で自分に突っ込んだ。
でも口をついてそんなセリフが出てくるんだから、私は自分がした行為について人から評価されたいって思ってるわけですよね。
そしてそう思ってることが恥ずかしいことだと思ってる。無私でありたい、と願ってきたからでしょう。
で、だからどうだという結論も特にないのだけど、とにかくはっとした出来事でした。
評価されたいと思ってるなんて恥ずかしい、と勝手に恥じ入った私をよそに、翌日から旦那さんは「ごはん美味しかった」と言ってくれることが増えたのであった。

