2016年5月31日火曜日

生後34日目。余裕がでてきた

はじめての新生児育児に奮闘する日々は、あっ!!という間に過ぎさり、気づけば生後1か月が経ちました。

1か月健診ではすくすくプクプク順調に育っていることを確認し一安心。出生体重2876gから4150gまで増えていた!重くなったなあ。泣いて笑って励んできたエンドレスリピート授乳の努力が報われたみたいで嬉しい。

お宮参りでは祈祷中に泣いたり呻いたり唸ったりしたらどうしようとドキドキしたけど、無事にお参り完了。
嬉しそうな両親にしみじみと幸せを噛みしめる。孫を抱かせることができてよかった。

家族、親族、友人同僚たくさんの人たちから山のようにお祝いを頂いた。あなたが産まれてきたとき、こんなにたくさんの人たちに喜ばれて無事を願ってもらったのよ、あなたは大切な存在なのよ、と息子に伝えたい。頑張って産まれてきて良かったね。幸せだね。

授乳間隔は昼は2〜3時間、夜は4時間も空くようになってきて、ずいぶん楽になった。3週目頃から何で泣いてるのか分からないぐずり泣きが増えて途方にくれたりもしてたのだけど、抱っこ・添い寝・添い乳を駆使した寝かしつけにもだいぶ慣れてきた。

慣れてきたのは私と息子両方で、こうしてお互いを知り合いながら信頼関係を育んでいくんだろうなと思う今日この頃。

少しずつ息子のことがわかってきて、家事もしながら楽しむ余裕がでてきた。

というか、すべての造形も動作も声も表情も可愛いくて面白くてたまらない。おっさんみたいに唸ったり、分娩みたいに大声出していきんだり、大人顔負けのオナラやくしゃみや、乳に吸い付く必死の形相や。

仕事に復帰する予定なので、べったり密着して過ごしていられるのも一年だけ。一年は徹底的に愛情をこめてこの子に向き合いたい。めいっぱい面倒かけてね。






2016年5月18日水曜日

生まれ変わった日。産後の心境

新生児の育児に追われる日々はあっという間に過ぎ去り、気がつけば早くも出産から3週間が経とうとしている。新生児期も早くも残すところ1週間。

産後しばらくは昼夜問わずの頻回授乳とオムツ替えエンドレスリピートのため、曜日の感覚はもちろん時間の感覚もなくなってきていて、ドラゴンボールの精神と時の部屋で修行中みたいな感覚で3時間続けて眠ったらすんごい寝てしまった!!って感じだった。

1日20回弱だった超頻回授乳がぐっと落ち着いて、この数日は夜も3時間まとめて寝てくれることも増えてかなり楽になってきた。

その代わり、抱いてないと泣いて寝てくれないことが増えてきた。抱きっぱなしか添い寝で母子ともに力尽きて寝落ちすることもしばしば。

まだ外の世界に出てきたばかりで、きっと不安になっちゃうんだよね。
わかるよ。あなたを授かってから、私も怖いことだらけだよ。



----

出産直後の心境を忘れないうちに。

当たり前のことだけど、想定通りだけど、覚悟をしていたけれど、出産の日を境に劇的に生活が変わった。人生が変わった。

My life has changed forever

人生が永遠に変わってしまった。

変化の多い人生を送ってきたと思うけど、その中においてもはっきりとこの日を境に今迄の人生がはっきりと終わったと感じざるを得ない、大きな変化。

出産という強烈な非日常を体験したあと、産院で5日間母子同室で新生児育児特訓の非日常を過ごし、晴れて退院した日のこと。

旦那さんと母と一緒に車で家に帰る途中、チャイルドシートにこわごわとのせた息子を庇いながら窓から外の景色を眺めていたら、涙が溢れて止まらなくなった。

見慣れたはずの景色が、はじめてみる景色にみえる。

臨月に入ってからは毎回1時間歩いて妊婦健診に通った産院までの道。
息子を産んだ日の朝、陣痛のなか明け方に車で向かった産院までの道。

いまは産まれてきたばかりの小さな赤ちゃんを抱いている。
運転中にもよく手をつないでいた、妊娠中は時たま運転中に私のお腹に手をあてていた旦那さんの隣、助手席ではなくて、いまは後部座席で赤ちゃんの隣にいる。

息子が無事に産まれてきて、一緒に居られて、たくさんの愛と祝福に包まれて、ことばにならないほど幸せだけれど、出産するまでの日々もやっぱり私はとても愛していて、その日々が完全に終わったことが悲しくもあった。

産後鬱みたいな感じで繊細になっていたのもあると思う。

そして信じられないことに、私が出産した同じ日に友人が亡くなっていた。出産翌日に送った出産報告の返信の代わりに私が受け取ったのは、ご遺族からの訃報だった。その訃報をどう受け止めたらいいか分からず、混乱していたのもあると思う。

ひとは命がけで産み、産まれてくること、
ひとは必ず死ぬこと、生と死の繰り返しのなかにいること、
当たり前のようなこの日常が全然当たり前ではないこと、
いまここにこうして生かされていることが奇跡なこと、
こうしてこの子を抱いて世話できるのも今しかないこと、

色んな思いがこみあげて、泣けて泣けて仕方なかった。

そんな感じで退院してから2週間、感傷に浸る間もなく瞬く間に時が過ぎて今日に至る。

はじめての新生児育児をしていると1日1日が必死で、「命預かってます感」や緊張感が半端じゃないからだと思うのだけど、「とにかく今日を無事に過ごす」「とにかく今この時を乗り切る(特に疲労と眠気がピークの時)」だけを考えて赤ちゃんと一緒にひたすら「今ここ」を生き抜いている感じです。

2016年5月2日月曜日

38週6日。産まれました

先日4/27、無事に2876gの男の子を出産しました!

陣痛も分娩も死ぬほど痛かったです!が、産まれてきた我が子はとてつもなく可愛いくて愛しいです。
はやく会いたいなんて思えなかった、だって会ったことない人だし。
でも今はこの子に出会えなかった人生なんて考えられないくらい、大切でたまらない。

出産の日を境に、人生がガラリと一変してしまった。

慣れない育児にしばらく不眠不休が続きそうですが、この子の側に居られてただただ幸せです。

まだ産院に入院中なのですが、他にもたくさんのママ達が出産直後の傷ついた身体で新生児に優しく話しかけながら時間を問わず世話をしています。みんな聖母に見えます。

育児の本質は祈りなのだと、坂本フジエさんという助産師さんの本にありましたがその通りだと思います。

育児に限らず、生きることそのものが祈りなのでしょうね。



元気に育ってね。幸せになってね。
産まれてきてくれてありがとう。