お盆は新幹線に乗って、産後はじめて夫の実家へ帰省。義両親は老齢で体調のこともあり、東京へは来れないので息子とは今回初対面。
何やら可愛いマットだとか、ベビー布団とかもみんな用意されていて
初孫にメロメロでとっても幸せそうな義両親。
義両親は、庭を丹精しながら田舎暮らしを慎ましく淡々と営む真面目で堅実なひとたち。こんなに嬉しそうな笑顔ははじめて見た。夫も、こんなにはしゃぐ姿は見たことがないと驚いていた。
夫はたった一人の兄を亡くしていて、つまり義両親は息子に先立たれるという計り知れない辛く悲しい経験をされている。だからこそなのか、とても優しいひとたちで。
初孫と過ごしながら喜びに満ち溢れている義両親の姿に、胸があつくなった。痛恨の悲しみと絶望を経験したであろう彼らが、生きてて良かったと思ってくれるなら。これから孫と過ごす時間に希望を見出してくれるなら。痛い思いをして子供を産んだ甲斐があったと、しみじみ思った。
そして、存在してるだけでこんなに人を幸せにしてしまう息子。
人は生きてるだけで価値がある。何ができるとかできないとか関係なしに、存在してるだけで誰かをものすごい幸せにしてる。
頭では分かってたつもりだけど、子を持ってはじめて実感したかもしれない。
あなたから学ぶことばかり。ありがとう。



