土曜日は、坐禅会にでるために実に1か月半以上ぶりにシャラへ。
懐かしかった~!!!!!
星覚さんのご指導のもと、坐禅の他には正法眼蔵随聞記購読と応量器作法に則った薬石(夕飯)を頂くプログラム。
星覚さんとの再会、そして永平寺・天龍寺の禅の旅への参加経験者がほとんどだったので、懐かしき参禅の日々が蘇って胸があつくなりました。
永平寺で、天龍寺で聞いたあの鐘の音。虫の声。土の匂いと緑の気配。冷たくて澄んだ空気。
この静かな豊かさにずっと囲まれていたい、山を降りたくない、このまま出家したい、と割と真面目に思ったのだったっけ。
と同時に、早く山を降りなければ、都会の雑踏に戻らなければ、という思いに駆られたのもよく覚えてる。
まだ若い修行僧たちが朝課で一心に読経する姿に、迷っても悩んでもそれでも懸命に生きようとする人間のひたむきさを見たような気がして、鳥肌がたつほど感動した。
私は私の置かれた場所でめいっぱい自分の役割を果たさなければ、と思わされたのだった。
...
久しぶりにきて、シャラはやっぱり祈りの場所だと思った。沢山の人達が集まって祈りを捧げてきた場所特有の澄んだ空気がある。
日常的に通えるそういう場を持っているということは、とても贅沢で幸せなことだと思います。
妊娠して以来、日常を生きることに必死で余裕をなくしていた私は、久々にシャラの静謐な空気の中で静かに坐ることでとても癒されました。
色んな紆余曲折があったけど、私はやっぱりこれまでにつくりあげてきた自分の世界をたまらなく愛している、と改めて思いました。今まで自分が選び取って歩いてきた道程と、そこで与えられてきたすべてに感謝しています。
私はとりあえず引き続き自分の居場所で自分の日常生活の中で、一瞬一瞬を精一杯やっていきたいと思います。
マットの上で、一呼吸一呼吸を、身体の動き一つ一つを、自分自身を捧げるような気持ちで練習するように。
"The woods are lovely, dark and deep,
But I have promises to keep,
And miles to go before I sleep,
And miles to go before I sleep."
- Robert Frost

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