親密さの度合いに関わらず、なぜか言い知れぬ親しみを感じる人達がいる。魂が共鳴するような感じ。
何気にそういう人はそこかしこに居たりするけれど、職場に居たそんな一人が、昨日会社を去っていった。
私が今の職場にきてからせいぜい3年程度の付き合いなのだけど、数千年位前から知っていたような気がする。わりと真面目に。そして勝手に、長い輪廻転生の旅路の中で何度も時空を共にしてきたいわゆるソウルメイトの一人ではないかと思ってる。
お互いの経験とか経歴とか表面的な情報についてそこまで知っているわけでもないのだけど、何にどんなことを感じてきたのか、どんな姿勢で物事に対峙してきたのか、何に向かっていこうとしてるのかとか、そういう魂の性質みたいなものは深く知っているような気がする。
昔どこかで一緒に修行してたんじゃないかなあ。そして今回は会社という場での修行をともにさせて頂いた。
色んなことを教えてもらった。自分を写す鏡のようでもあったし、私とは比較にならない人徳を持ったマチュアーな人でもあった。何でも話せる友達でもあり、良いことも悪いこともひっくるめて受け止めてくれるメンターでもあった。
嘘のない優しさを何度かけてもらっただろう。彼女の傾聴力に何度救われただろう。
ああ、思い出を振り返ると色んなものがこみ上げる。別に一生会えなくなわけじゃないのに。
門出を祝福しながらも、日々共有していた「場」から彼女がいなくなることは、やっぱり寂しい。
人生はこういう、ささやかでいて深い、軽くて重い、そんな別れの繰り返し。それをいまだに切なく思う。
同時に、思い出などという過去の代物をずっと大切にしたい、そんな風に心に触れる人達との出会いは本当に宝物だなと思う。
切なくて嬉しくて、小田和正のことばにできないをリピート再生したい気分。
あなたに会えて本当に良かった
そこに居てくれて本当にありがとう
これからも宜しくお願いします

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