今年は羽黒山の12年に一度の御縁年とは聞いていたけど、更に特別なタイミングだったことを現地で知ることになった。
出羽三山の開祖である蜂子皇子のご尊像を祀る蜂子神社が明治以来初めてのご開帳、一般公開とのこと。
お祓いを受けてからご尊像拝観。
明治の廃仏毀釈により、出羽三山でも多くの寺や仏が焼き払われた。
仏の姿をしたこのご尊像もまたその対象になる恐れがあったため、社の奥に仕舞われ以来御扉は固く閉じられてきたのだとか。
今回実に140年ぶりの公開となった大きな理由は、東日本大震災被災地復興への願いなのだそう。
明治の廃仏毀釈により、出羽三山でも多くの寺や仏が焼き払われた。
仏の姿をしたこのご尊像もまたその対象になる恐れがあったため、社の奥に仕舞われ以来御扉は固く閉じられてきたのだとか。
今回実に140年ぶりの公開となった大きな理由は、東日本大震災被災地復興への願いなのだそう。
蜂子皇子は、絵では黒くて鬼みたいな顔で描かれている。文献では人々の苦悩を一心に背負ったために恐ろしい姿になったと伝えられている。
最後は本来の穏やかなお顔に戻って亡くなられたのだとか。
震災から三年。
「人々を苦悩から救ってきた蜂子皇子拝観を通じて、参拝者に被災地復興と安寧を願って欲しい」との思いから公開に踏み切ったそうだ。その説明を聞いて胸がつまった。
「人々を苦悩から救ってきた蜂子皇子拝観を通じて、参拝者に被災地復興と安寧を願って欲しい」との思いから公開に踏み切ったそうだ。その説明を聞いて胸がつまった。
ご尊像は絵のようなおどろおどろしい姿ではなくて優しい顔だった。
ご開帳もさることながら、何にもまして貴くありがたいのは、ひとがひとを思いひとの安寧を願う心ではなかろうか。
羽黒山のあとは出羽三山の主峰月山へ。
標高1900m余の8合目にある湿地帯、弥陀ヶ原散策。
標高1900m余の8合目にある湿地帯、弥陀ヶ原散策。
雲の上、空が近い。
空を映す沢山の池。
一面に広がる高山植物。
風の音。鶯の声。
この世じゃないみたいな不思議な雰囲気。
と思ったら、月山は亡くなった人の魂が集まる山として信仰されてきたそうだ。
合掌
出羽三山はそれぞれ違う魅力がある。




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