2014年8月24日日曜日

I was born

子供を産んだばかりの友人に会いにいった。

今年はベビーラッシュで、他にも親しい友人が2人出産している。

昔から知っている友人達については、彼女達がどんなに子供を持つことを望んできたかは少なからず知っている。

シングル時代は結婚できるのか不安に思い、結婚してからは子供を授かるのかを不安に思い。

焦りや不安の時期を経て、念願の末に新しい生命を授かる。授かった生命を身体の中で育み、命がけで産む。
一方で赤ちゃんは親によって生命を与えられて、母の身体のなかで育まれ、母によって産まれさせられる。
泣くことと寝ることしかできない内は、つきっきりで面倒を見てもらう。
この子にとっても、やっぱり生命は授かりものだ。

ここでも与えることと受け取ることが奇跡みたいに同時に起きている。

なんだか不思議。誰が誰に生命を与えたのかしら。

I was born さ。受身形だよ。正しく言うと人間は生まれさせられるんだ。自分の意志ではないんだね” 
吉野弘の散文詩、 I was born から

私達はみんな生かされている。途方もない力があちこちで働いて、産まれさせられて、生かされてきてる。
そして同時に他者を生かしている。
出産・育児のライフイベントを目の当たりにすると、その重みに改めて驚くばかり。

すごいなあ。



人生があなたに優しいものでありますように
望むものすべて受け取れますように

Merrily, merrily, merrily, merrily, 
Life is but a dream.

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