2014年10月2日木曜日

最小限で最大限の後屈


上を向く動きが大好きな私は、後屈のポーズではいつも最大限に首を後ろに倒して天を仰いできた。

アップドックはこんなイメージ。これよりももっと、派手に首を後屈させてたかも。



そしてこの頸部の後屈が頸椎症の禁忌と知った私。

頸椎を保護しながら練習を続けるべく、首を後ろに倒す動作を最小限にすることに。


*画像引用元: yoga journal 
http://www.yogajournal.com/pose/upward-facing-dog/


頸椎の後屈は必要最低限に。
それでも十分に胸を開いて後屈することはできるわけです。 


最小限の頸椎後屈を心がけてアップドッグをしていたら、なんだかすごく大事っぽいことに気が付いた!

私は首を最大限に倒すことで、胸も最大限に開くかのように錯覚していた。

首の後屈=胸の開き、 は錯覚。
もちろん相関関係はあるけどそれはイコールではない。

末端(首)を大袈裟に動かすことで、アーサナを最大限に深めているような錯覚に陥っていた。

逆に、末端の動きを最小限にすることで、コア(後屈なら胸)を最大限に使うことになる。

こりゃーね、自分で感じながら私は目から鱗がボロボロ落ちましたよ。

後屈だけじゃなくて、捻じりでも同じことが言える。マリーチCDは首の捻じりを最小限にする為に、体幹からめっちゃ捻じりにかかるわけです。

今までも、もちろん体幹を意識していたけれど、首を派手に動かしてドリシュティを斜め後ろのマットの人にすることで「めっちゃ捻じれてる~ワタシv」気分になっていた。

視覚や末端の大袈裟な動きは刺激が強いから、そっちに意識を持っていかれやすい。
で、コア部分へのフォーカスがおざなりに。

セカンドの後屈シリーズ+バックベンドも同様。頸椎の後屈をセーブしながら深い後屈ができるか不安だったけど、むしろ末端の動きで誤魔化さない分、胸を開いて腸腰筋と足を使った後屈の練習が出来た。

ドロップバック時にやっぱり指が痺れるし、首を守る為に慎重に慎重にやらざるをえないんですけどね。orz

しかし、この止むに止まれぬ頸椎保護作戦が逆にアーサナを深めるヒントに繋がるとは思わなんだサッチダナンダ

首を守ろうとすると、勝手に足や腰や胸や背中が頑張ってくれることにも驚いた。体ってすごいね。私の思考なんかよりよほど有能なんじゃないかしら?

Things will work itself out. 
狭量な思考でどうにかできることなんてたかが知れてる。
意図を捨てるべしとはこのことだな。身体のことは身体に任せてみたらいい。

腰と同様に、頸椎もいつか痛めずにグニャリと後屈させられる日がくるかもしれない。

けれど、この「最小限の末端の動きで、最大限にコアに働きかける」作戦は続けていきたい。
なかなかヨガらしくて良いじゃない?(^ν^) ウフフ



0 件のコメント:

コメントを投稿