昨日は、定例のバガヴァッド・ギータ勉強会。
ギーターは流石は聖典で、美しい真理のことば満載で大のお気に入り。
これはヨガをやる人には必読のバイブルなわけだけど、ヨーガスートラと並んで私は無宗教の現代人が今こそ読むべき本じゃないかなーと私は思う。
ヨガはやらなくてもいいけど、そのエッセンスは皆が学ぶ機会があると良いと思う。仏教と同じく、宗教を超えた生きる智慧。
いじめ問題から中東問題まで、「なぜ人は愚かにも傷つけ合うのか?」「人は本質的に邪悪なのか?」
とか、そういう問いに対する答えをくれる。
私が一番好きな一節は、
「ヨーガを確立したひと、万物に自己が存するを認め、自己が万物に存するを認める」
見るもの全てに自らを見出し、自らの内に見るもの全てを見出す。
異質なものに対して、自分は違うと感じて排除しようとするからあらゆる諍いや不和が生じる。
そうではなくて、ああ、こういう要素もあるんだなー。ふーん。とただ認める。
そして、ここから更に応用できる心の対処法がヨーガスートラに書かれている。
「心の乱れなき清澄は、以下の四つの態度を培うことで保つことが出来る。
他の幸福への親しみ、不幸への憐れみ、美徳への喜び、不徳への無関心」
Undisturbed calmness of mind is attained by cultivating friendliness toward the happy, compassion for the unhappy, delight in the virtuous, and indifference toward the wicked.
Yoga sutra 1.33
他人や自分の不徳を、責めたり嘆いたりする必要はない。ただ無関心を決めこんだらいい。欲望に関心という餌をあげてはいけない。
で、幸福や美徳を見つけたら、しっかり喜んであげたらいい。
これはより良く生きるための大きなヒントになると思うな。


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